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例えば:食物、水、空間と隠れ家は、動物が生きるために適当な配置で調和している。例えば、動物は生きるために適切な量の空間を必要とする。例えば、熊は小さい昆虫より多くの空間を必要とする。動物には適切な量と適切な種類の食物が必要である。食物、水と隠れ家は必要な時、利用できなければならない。(食物、水、空間と隠れ家を結んでいるラインはその生息地での動物の適切な配置の考えを表す。)

 

発展
1. 糸の明るい色の糸玉を使う。それぞれの子供に食物、水、隠れ家あるいは空間という印を付ける。それぞれ糸の長いひもを持ち、「食物」「水」「隠れ家」「空間」を結びつけさせる。すべて糸によって結ばれる子は動物の必要を満たす食物、水、空間、隠れ家の適切な配置を表している。最初に、長い糸を使って、子供がお互いからの距離を保って、立っている状態にしておく。これは、熊あるいはピューマのような大きい生息地を必要とするいくつかの動物を表すことができる。短い糸によってお互いに近い状態で立っている子供たちは昆虫のような小さな生息空間の動物を表すことができる。
2. もし可能であるなら、本当の動物の跡を見つける。
3. そこに住む可能性のある実際の野生生物が必要とする生息地の構成要素を校庭で探す。構成要素とそれらの配置を表す地図を作る。動物がこれが適当な生息地になるとみなすものを確認する。

 

評価
適当な生息地の中の動物の絵を描く。動物が生存するために必要なものについて書く。そして、その必要なものが、生息空間の中でどこでどのように必要を満たしているか示す。

 

年齢:2−5年生
科目:科学、国語、社会
技能:分析、分類、比較、ディスカッション、数学(形状の認識と整合)、一般化、地図作成、観察、読書、小さいグループの作業、統合
持続時間:30から60分
グループの大きさ:三人からなる3から10のグループ
設定:屋外と屋内
キーボキャブラリー:生息地、跡、生存必要物、食物、水、隠れ家、空間、配置
付録:屋外
((Project WILD,1992)

 

 

 

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